毎年、友人から変な年賀状が届きます。「その年の世相をブッタ斬る‼」とのことですが、迷惑ながらも内心楽しみしています。
「ロシアのウクライナ侵攻」や「サッカーワールドカップ」というビッグネームを押し退けて、2023年の年賀状のテーマとなったのは「辞任ドミノ」でした。
何でそうなるかな~。
2023年元旦、友人から届いた一通の年賀状
かつては50%台の支持率を誇った岸田政権ですが、「突如の防衛費増額問題」「政治と宗教、政治とカネの問題」で人気が急落し、閣僚の「辞任ドミノ」が年末まで続きました。
ヤラかした大まかな不祥事を順番に並べると、
①山際経済再生大臣が「記憶していない」を連発して更迭。
②葉梨法務大臣が「死刑のはんこ」と発言して更迭。
③寺田総務大臣が「妻に2000万円の家賃」を支払っていたことがバレて更迭。
④秋葉復興大臣が「次男にタスキをかけて街頭演説させた」ことがバレて更迭。
これで終わるかどうか分かりませんが、昨年末まで続いた結果です。
あれ~、内閣発足時に撮った写真の順番でドミノが倒れているゾ⁉
上の写真は昨年8月に発足した岸田政権の記念写真ですが、何と今回の辞任劇は(①山際→②葉梨→③寺田→④秋葉の順)、写真に写っている順番で倒れているではあ~りませんか?
ということは、次に倒れるのは農林水産大臣の野村大先生か?、経済産業大臣の西村大先生か?ということになりますが、ご両人とも政治家として揺ぎ無い安定感があり、この先、スキャンダルが持ち上がることは無さそうです。
おそらく、岸田政権の「辞任ドミノ劇場」はこの辺で幕引きかと思われますが、防衛・子育て・環境に必要となる「財源3兄弟」に命かけで戦える人は残っているのでしょうか?
「ドミ倒し」の次は「将棋倒し」に? 王将が倒れたらヤバイって‼
今年の春には統一地方選挙があり、結果次第ではさらに岸田首相への逆風がますます強まる可能性があります。
ところが、自民党内からは「岸田おろし」の風は吹きそうにないと断言する評論家がいます。理由としては、岸田首相に代わる“ポスト岸田”を狙う影が薄すぎるからだそうです。
確かに、茂木敏充幹事長、河野太郎デジタル相、高市早苗経済安保担当相、林芳正外相から生徒会長を選びなさいと言われても、意見が分かれて過半数を獲得できる人はいないと思うのです。
「政治の世界は一寸先が闇」と言われます。「ドミ倒し」が「将棋倒し」になって、混乱した新年にならないように祈るばかりです。
今年はどんなドラマが待っているのでしょうか?
過去の年賀状は以下のとおりです。お時間のある方はタイムスリップしてみてはいかがでしょうか?
2009年(平成21年)オバマ大統領 2010年(平成22年)無駄狩り 2011年(平成23年)民主党政権
2012年(平成24年)東日本大震災 2013年(平成25年)怪しい人 2014年(平成26年)半沢直樹
2015年(平成27年)号泣野々村県議 2016年(平成28年)五郎丸歩 2017年(平成29年)トランプ大統領
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