五十路を過ぎたら歯にもスキマ風⁉だからフロスと歯間ブラシを使うべし

WBC吉田 ちょっと休憩

WBCで一気にブレークした吉田正尚(まさたか)選手ですが、顔がアップで映るたびに「メッチャ白い歯」に注目が集まっていたようです。

 

WBC吉田

 

あれって「ホワイトニング?」「セラミック?」「インプラント?」などの言葉が飛び交い、ネット上にも多くの書き込みがありました。はたして「あの白い歯のカラクリ」はどうなっているのでしょうか?

 

現在、最高峰の歯(かぶせもの)といえば、ジルコニアセラミックで作った「ジルコニアボンド冠」となります。この技術は、ジルコニアの上に高性能のセラミックを盛ることで、歯のシワ模様多種多様の色を再現できるそうです。

 

歯のつめもの

 

あくまでも推測ですが、吉田選手クラスとなれば金に糸目をつけない最高峰の歯科技術をお使いのはずです。また、歯並びもたいへんお美しく羨ましい限りですが、おじいさんになってもこの形状を保てるかは疑問です。

 

普通の人であれば年とともに歯茎の張りが衰え、誰しも50歳を過ぎれば歯と歯の間にどうしても隙間ができてしまい、食べカスや歯垢が溜まりやすくなります。こうした時こそ「デンタルフロス」と「歯間ブラシ」が重要となりますので今回は歯に関する投稿です。

  

 

「フロス」と「歯間ブラシ」って、どれくらいの人が使っているの?

「フロス」や「歯間ブラシ」という言葉は聞いたことがあると思いますが、厚生労働省の「平成28年歯科疾患実態調査」では、デンタルフロスや歯間ブラシを使用している日本人は、全体の40%未満(3人に1人ほどの割合)で、オーラルケア先進国のドイツ(70%以上)に比べたいへん低くなっています。

 

グラフ

 

男女別に見ると、ほぼ全ての年代で女性の使用率が高く40~60代の女性の約半数がフロスや歯間ブラシを用いて歯の清掃を行っていることになります。

 

そもそも日本人男性の多く「歯が痛くなったら歯医者に行く」、毎日の手入れは「歯ブラシ1本と歯磨き剤だけで十分」という意識で、フロスや歯間ブラシを「そもそも家に置いてない」というのが現状のようです。

 

 

いくら丁寧にハミガキをしても、歯の汚れを完全に落とすことは不可能‼

 

トイレ歯磨き

 

職場のトイレで一生懸命ハミガキをしているお父さんを見かけますが、歯ブラシでいくら丁寧にブラッシングをしていても、歯の隙間の汚れを落とすことは不可能です。「電動歯ブラシ」であろうが「超音波式歯ブラシ」であろうが、歯の表面は磨けても、歯と歯の間には毛先が届かないからです。

 

反面、フロスと歯間ブラシは、歯ブラシの毛先が届かないところに確実に届きます。3分間の歯磨きでは、歯垢除去率が約6割なのに対し、フロスと歯間ブラシを使えば約9割程度にアップするといった試算があります。

 

また、歯と歯の間に溜まった歯垢には雑菌が繁殖しやすく口臭の原因になりますし、残った食べカスが発酵して強いニオイを発する場合もあります。フロスや歯間ブラシを使えば、食べカスや歯垢を根こそぎ取り除けるので口臭予防にも繋がるという訳です。

 

 

まずは小さいサイズから試してみよう‼

フロスと歯間ブラシは、歯周病や口臭を予防する上で、非常に役立つ清掃器具です。普通のハミガキに比べ、手間がかかったり、慣れるまでに少し時間がかかるかもしれませんが積極的に活用すべきです。

 

ただし注意すべき点は、最初から大きいサイズのものを使うと、歯や歯茎にダメージを与えてしまいます。まずは歯と歯の間に入り易い小さいサイズのものから試すことが重要となります。

 

また、清掃後のフロスと歯間ブラシには多くの食べカスや歯垢が付着します。使用後に水洗いをして乾燥させるのはとても結構めんどうなので、使い捨てのものがお薦めです。

 

おすすめ

 

 

ハミガキ感覚で、立ったまま慌ただしくしちゃダメ‼

正直、フロスと歯間ブラシの使い方は難しく、今日から使ってみようという熱意があったのに、痛みがあったり歯茎を傷つけてしまって途中で止めてしまった方も多いかと思います。

 

ハミガキ感覚で、立ったまま、時間に追われて行っても良い結果は得られません。できれば、湯船に浸かりながらゆったりとした環境下で行うのがベストだと思います。

ゆっくりと

 

本来、適切な使用方法を習得するには、まずは歯科医院で医師や歯科衛生士のアドバイスを受けて実施するのがベストですが、特に男性には歯医者嫌い(歯医者アレルギー)の人が結構多く、そうした人はいつまでたっても歯科医院に行ってはくれません。

 

まずは、ドラックストアーや薬局で求めた市販品を試してみて、スッキリ感を体験することが大切だと思います。一人でも多くの方が、フロスと歯間ブラシの重要性を知り、もっと普及率が上がれば幸いです。

 

 

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