インフルエンザ・ワクチンの接種が始まりました!
予想されたこととは言え、今年のインフルエンザ・ワクチンは引っ張りだこになるのでしょうね。ワクチン不足で接種できなかった場合、次なる防衛手段は治療薬ということになりますので、今回は、抗インフルエンザ薬を覚えましょう。
まあ、耳慣れているので、今更覚える必要はないかも知れませんが、力づくで「絵とゴロ」を作ってみましたのでご活用ください。
抗ウイルス薬のステム「ビル」は、「virus」(ビールス)の「vir」から来ていて、絵のようにビルディングのビルではありませんからね。
今回覚える抗インフルエンザ薬の一覧表と作用点
◎昔習ったこと、通用するのでしょうか?
イナビル、ラピアクタ、ゾフルーザが一日一回でいい理由は?
・オクタン酸やシアル酸のような長い化学構造式の物質が尾ひれのように付けていて、それらが体内で線香花火のごとくゆっくり代謝を受けるので、半減期が長い。これって正解でしょうか?
2種類のウイルスが同時に感染することはない?
・最初に1つ目のウイルスが人に感染すると、外来の敵を察知した人体は、インターフェロン(サイトカインの一種)を体内で作る。このインターフェロンが活躍して免疫が活発になり、2つ目のウイルスが入ってきても思うようには増えることができない。
じゃ、治療薬が確立されているインフルエンザに積極的に罹患した方が、コロナに感染しないのかな?
ノイラミニダーゼ阻害薬の覚え方
リレンザ(ザナミビル):理念からリレンザ?ちょっと覚えにくいかも?念仏で暴力団をやっつけるオッサンって何者?
タミフル(オセルタミビル):暴力団シリーズが続き申し訳ありません。「民」と「タミフル」を強くイメージしてくださいね。タミフルの耐性ウイルス「AH1pdn09亜型」恐るべし!下田武先生のビデオで勉強したください。
ラピアクタ(ぺラミビル):ラビット(兎)のアフタ(口内炎)は何となく頭に入るのですが、ペラミビルに「妖怪人間ベラ」を引きずりだしたこと申し訳ありません。そもそもベラでなく、ペラですからご注意願います。若い方は、妖怪人間ベラ」なんて知りませんよね。
イナビル(ラニナミビル):あの神様、ビーズの稲葉さんともあろうお方が、「並みのビル」だと言って、「ボロボのビル」を人にあげるようなことは絶対いたしません!ファンの皆様、申し訳ありません。「僕らに並みのビル」覚えなければ、ラニが出てきません。ラニーニョ現象の方がよかったかな?
ゾフルーザ、アビガン、シンメトリルの覚え方
ゾフルーザ(パロキサビル):まさか、象がクルーザーを運転するとは!海保のお兄さんも「馬鹿野郎!」呼ばわりして、相当頭にきたことでしょう。
アビガン(ファビピラビル):ん~、ピストルのシャワーを浴びるなんて「有り得な~い!」それを「ピラフで詫びることもあり得な~い!」すいましぇ~ん。
シンメトリル(アマンタジン):シンメトリルはパーキンソン病のお薬で、抗インフルエンザで処方されることはまずありません。しかも、A型インフルエンザにしか効かないので、ますます出番はないはずです。ちょっとした豆識として覚えましょう。
くすりのレビュー、国家試験の勉強に役立つYouTube動画
yakulab info 下田武先生
抗ウイルス薬1:9分01秒
抗ウイルス薬2:14分23秒
抗ウイルス薬3:13分20秒
抗ウイルス薬4:13分29秒
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