【一気に覚える糖尿病薬Part⑥】これで苦手意識から解放される?

②SGLT2 内分泌代謝

糖尿病薬は、2~3種類の薬を併用することが多く、何の薬を飲んでいるのか?何のために飲んでいる薬なのか?を伝えなければならない場面に遭遇します。

しかしながら、説明する側が多種多様の作用機序と多くの薬品名を覚えていないと、説明がシドロモドロとなり、自信を失ってしまいますよね。

前回投稿した「糖尿病薬の歴史と作用機序」「ステムの覚え方を思い出していただき、一気に楽しく薬品名を覚えましょう。クスリの名前が、どえりゃ~多いので全7回シリーズで投稿します。いざ!

今回、覚える「糖尿病薬の一覧表」はこれだ!

覚える表⑥

 

SGLT2阻害薬←インスリン併用で1型にも使用可

余分な糖分を尿中に出すSGLT2阻害薬

SGLT2阻害薬

SGLT(sodium glucose transporter)は、ブドウ糖などの栄養分を細胞内に取り込むタンパク質の一種ので、体内のさまざまな場所に存在していますが、SGLT2に限っては、腎臓の近位尿細管に限定的に存在しているのが特徴です。

 

SGLT2阻害薬は、糸球体の近位尿細管での糖の再吸収を抑制し、尿に糖を出すことで血糖を下げる飲み薬です。この結果、血糖が下がり、糖とともに水分も排泄されるため、尿の量が増えます。副作用としては、体重の減少と、尿に糖分が混じることで、腎・泌尿器系の感染症になりやすくなります。日本では2014年から使われるようになった比較的新しい薬です。

 

多くの糖尿病治療薬(α-グルコシダーゼ阻害薬以外)は、膵臓のインスリン分泌や細胞のインスリン抵抗性に作用して血糖を下げていますが、SGLT2阻害薬はインスリンと関係なく血糖を下げる薬です。従って、低血糖を起こす危険性は低いのですが、比較的高価なのがデメリットです。

 

絵とゴロで楽しく覚える糖尿病薬⑥

 

①SGLT2

スーグラ(イプラグリフロジン):
コロナを巡る経済の動きで、木材とバナジウムが極端な値上がりをしています。バナジウムは銀の腐食を抑える効果があり、歯科治療の「銀歯」や「詰め物」に微量混入されています。当然、治療費の高騰につながり、そのシワ寄せは患者に降りかかってきます。インプラントにもバナジウムが使われているかどうかは確認していませんが、なんとも迷惑なお話しですね。

 

フォシーガ(ダパグリフロジン):
DA PUNPEXILEのメンバーが何人いて、誰がいるのかは正直分かっちゃいませんが、もしもメンバーが4人になってしまったらファンはがっかりするのでしょうね。先日、ジャニーズのNEWSのコンサートが我が地域でありました。メンバーが、6人から3人に減ったと聞いていましたが、全国から大勢のファンが来るわ来るわの大騒ぎでした。やっぱ、人数が多けりゃ良いとは限らないのですかね。

 

ルセフィ(ルセオグリフロジン):
ん~、コジ付け感があって、穴があったら入りたいくらいの「絵とゴロ」になってしまいました。それにしても、「ルセフィン」って、有りそうで無い難しい単語でした。何となく、フランス菓子にありそうなんだけどなぁ~。

 

②SGLT2

デベルザ/アプルウェイ(トホグリフロジン):
今回シリーズの最難関「デベルザ」。アカン‼「アプルウェイ」をリンゴの道とイメージした途端、関連するゴロ合わせができなくなりました。我が地域の方言には、「~をしたらあかん」と言って、末尾に「ざ」を付けて、否定したり、注意をします。「わかるかなぁ~、わかんねぇ~だろうなぁ~」←これも懐かしいCMですよね。誰でしたっけ?

 

カナグル(カナグリフロジン):
それにしても西野カナさん、引退後、どこでどうされているのでしょうか。いつの日か電撃復帰をされて、また、澄んだ歌声をお聞かせ願いたいものです。(いいね!)

 

ジャディアンス(エンパグリフロジン):
ジャディアンス
を「ジャズダンスでやんす」ですと!馬鹿も休み休み言わないとお叱りを受けるものと承知しております。しかも、エンパを「遠藤憲一さんとパーマのカツラ」なんてどうしようもありません。どうも疲れが出たようです。6回シリーズまで来ましたが、ヘロヘロです。少しお休みを頂いてから、第7回を投稿しますので、その時はよろしくお願いします。

 

くすりのレビュー、国家試験の勉強に役立つYouTube動画

yakulab info 下田武先生

SGLT2阻害薬の効果と副作用:8分35秒

スーグラ(イプラグリフロジンLプロリン):20分15秒

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