前回は、「降圧薬(一般名)の末尾の呼び方の法則(ステム)」の楽しい覚え方について投稿しました。
今回からは各論に入り、最初は、Ca拮抗薬となります。ただし、「これから覚えるべき一覧表」は、種類と数が多いので、複数回に分けて投稿します。
私の場合、当初、ARB単剤で血圧をコントロールしていましたが、なかなか下の血圧が下がりませんでした。そのため、Ca拮抗薬とARBの配合剤を服用したところ、たいへん良い結果を得ることができました。Ca拮抗薬には感謝しています。
これから覚えるべき「Ca拮抗薬」の一覧表
個別のクスリを覚える前に、Ca拮抗薬は大別して3分類あります。今回は、この「3分類の覚え方」について提案します。
Ca拮抗薬の3分類。ジヒドロピリジン系、ベンゾチアゼピン系、フェニルアルキルアミン系
Ca拮抗薬は、薬物ごとに作用の程度が異なり、大別すると3つに分類されます。ジヒドロピリジン系のCa拮抗薬は、血管拡張作用(降圧作用)が主体となり、フェニルアルキルアミン系のベラパミルは、抗不整脈薬作用が主体となります。一方、ベンゾチアゼピン系のジルチアゼムは、両者の中間的位置づけで用いられます。
Ca拮抗薬3分類(系)の楽しい覚え方
ジヒドロピリジン系:ジは二羽のヒヨドリということで。「ヒヨドリ」と「ヒドロ」には、ちょっと無理があるかも?でも、化学構造から命名される○○環、○○系というものは何て覚えにくいのでしょうかね?
ベンゾチアゼピン系:ベンゾチアゼピンとベンゾジアゼピンは、名前は酷似してますが、構造・薬理作用の面で異なっています。山小屋のチアーを忘れないでくださいね。
フェニルアルキルアミン系:「笛を煮る」⁉ こんなバカげたことは、後にも先にもないでしょうね。でも他のたとえが思い浮かびませんでしたのでお許しください。ん~、コロナ禍では有りかも?
「あみん」ねぇ~、やっぱグループ名はひらがな表記が良かったですよね。「アミン」では何か変。ところで、皆さん、この二人のこと、ご存じでしょうね?
次回からは、「Ca拮抗薬の個別薬品名の覚え方」をシリーズで投稿します‼
お楽しみに⁉
くすりのレビュー、国家試験の勉強に役立つYouTube動画
yakulab info 下田武先生
Ca拮抗薬のまとめ:12分52秒
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