ステロイド外用薬の『一般名』は非常に長く、似たような文字がお経のようにズラリと並んでいます。決して軽んじるつもりはありませんが、「まあ~、命にかかわらないので真剣に覚えなくてもいいや…(てへっ)」と、その都度一覧表で確認している人は少なくないと思います。
私自身もご多分に漏れずソッチ派ですが、医療費抑制のトレンドから、将来はストロンゲスト級の外用剤まで薬局で市販される可能性もあるそうです。当然、一般ピープルからの問合せも多くなると思われますので、心機一転、全てを暗記しようと決意した次第です。大丈夫かな?
今回覚えるクスリはこれだ!
実際の現場では、商品名で呼ばれている方が多いと思いますので、ストーリーの展開は、商品名から一般名になっています。
また、覚える順番は、種類が少ない「ストロンゲスト」と「ウィーク」を最初に覚え、次に「ベリーストロング」、「ストロング」の順で覚えて行きます。
一気に「ミディアム」まで覚えたいのですが、ちょっち息切れしてしまいました。少々お時間を頂いた後で投稿いたします。
あくまでも自己流の覚え方なので、肌に合わない方はご使用にならないようお願いいたします。
「ストロンゲスト」と「ウィーク」の楽しい覚え方
デーモン閣下、フランケンシュタイン、アラブの石油王風の人物は、「強いイメージ」。プレイボーイのお兄さんは「弱いイメージ」で覚えておいてくださいね。
「ベリーストロング」、「ストロング」は、次回投稿します。
恐るべき陰嚢の経皮吸収パワー!陰嚢塗布に特化したクスリの可能性はあるの?
陰嚢は精巣(睾丸)を包む袋で、精子を作るのに適切な温度を維持する役割があります。そのため、皮膚表面はシワシワで、その構造は車のラジエターに例えられます。
皮膚表面積が多い分、汗もかきやすく蒸れやすい場所となり、夏・冬関係なく皮膚疾患の多い場所となり、想像するに多くの男性が、医者にかからずこっそりと何らかのクスリを塗っていると思われます。
男性であれば、L-メントールやdl-カンフルなど、刺激成分が入ったクスリをこのデリケートな場所に多量に塗れば、刺激が強すぎてヤバイことになることは知っています。でも、クスリの吸収率が上腕に比べて42倍もあることはあまり知らないと思います。
ご承知のとおり、国内では経皮吸収型製剤あるいは貼付型医薬品とも呼ばれる貼付剤が数多く登場しており、消炎鎮痛剤や禁煙治療補助薬をはじめ、循環器疾患、喘息、アルツハイマー病、パーキンソン病、アレルギー性鼻炎など各領域における貼付剤(全身に作用する製剤)が発売されています。
素朴な疑問として、これらの成分を含む軟膏やクリームを陰嚢に塗布する検討がなされたのかどうか?ダメだったのかどうか?気になるところです。薬を飲むことが困難な、嚥下障害がある人や小さなお子さんにも画期的な投薬方法だと思うし、初回通過(ファーストパス)効果が注射程度に回避できるはずです。驚異の陰嚢パワーを活用しない手はないと思うのですが。
くすりのレビュー、国家試験の勉強に役立つYouTube動画
yakulab info 下田武先生
ステロイド外用剤の適正使用:21分15秒
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