糖尿病薬は、2~3種類の薬を併用することが多く、何の薬を飲んでいるのか?何のために飲んでいる薬なのか?を伝えなければならない場面に遭遇します。
しかしながら、説明する側が多種多様の作用機序と多くの薬品名を覚えていないと、説明がシドロモドロとなり、自信を失ってしまいますよね。
前回投稿した「糖尿病薬の歴史と作用機序」「ステムの覚え方」を思い出していただき、一気に楽しく薬品名を覚えましょう。クスリの名前が、どえりゃ~多いので全7回シリーズで投稿します。いざ!
今回、覚える「糖尿病薬の一覧表」はこれだ!
スルホニルウレア(SU)薬とグリニド薬
膵臓に直接作用するスルホニルウレア(SU)薬とグリニド薬、両者の違いは?
スルホニルウレア(SU)薬と「速効型インスリン分泌促進薬」と呼ばれるグリニド薬は膵臓に直接作用してインスリンを出させますので、この際、インスリン放出のしくみも覚えておきましょうね。
両者の違いですが、スルホニルウレア(SU)薬は、比較的長時間(半日〜1日)膵臓に作用することで、空腹時の血糖値を下げることができます。ただし、効きすぎて低血糖になる可能性が高く、特に夜間に無自覚のまま低血糖になっていることもあるので注意が必要です。また、体重増加を起こしやすいデメリットもあります。
一方、グリニド薬は、SU構造がなく、比較的短い時間しか作用しません。そのため、食後の血糖値を下げるのに効果があります。注射薬であるインスリン製剤と対比すれば、グリニド薬が速効型タイプのインスリン、スルホニル尿素(SU)薬が中間型のインスリンに相当しますかね。
絵とゴロで楽しく覚える糖尿病薬②
スルホニル尿素(SU)薬
オイグルコン/ダオニール (グリベンクラミド):
ちょっと下品過ぎました。すいまっしぇ~ん。でも「グリベンクラミド」って、難し過ぎます!苦しい時の下ネタ頼みということで、堪忍してくださいませ。ステムの「グリ」は、全て「栗」で統一しました。
グリミクロン( グリクラジド):
もう~。栗の蔵を自動ドアーにする意味ってあるのでしょうか?でも、甘い栗だけをクローンにできたら魅力的ですね。栗って、甘さがバラバラで、よく裏切られますからね。
アマリール (グリメピリド):
ん~。グリメピリドを「栗の目減り」というのも強引過ぎましたかね~。
グリニド薬(速効型インスリン分泌促進薬)
ファスティック/スターシス(ナテグリニド):
ナインティナインのオールナイトニッポンで「にしきののスーツ」が話題になっていました。スターを演じるには並々ならぬご苦労があるんですね。そんなスターを絵とゴロにしてしまい、たいへん申し訳ありません。
グルファスト(ミチグリニド):
ん~、これまた大スターを登場させて申し訳ありません。ドラゴン桜、毎回欠かさず見させていただきますので、どうかご容赦ください。
シュアポスト( レパグリニド):
シェアポストじゃありません。シュアポストですから!お気をつけください。また、レバーじゃなくて、レパですからね。それにしてもレバーの付いたポストってみたことないなぁ~。
くすりのレビュー、国家試験の勉強に役立つYouTube動画
yakulab info 下田武先生
糖尿病薬④(SU薬、グリニド薬):9分44秒
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