「年賀状シリーズ」に加え、新シリーズ「何じゃコレ？珍十景」を始めています。
大自然や街なかで、(私の感性で)珍しくてオモロイものを発見した時に投稿しますので、勉強の合間に一息ついていただければ幸いです。
これまでの「何じゃコレ？珍十景」
第一弾 霊峰白山。豪雪地帯の山中で宇宙人が作った「巨大な雪壺」を発見?!
第二弾 昭和のヒーロー「ジャイアント馬場」さんの超特大スリッパを発見?!
第三弾 【歴史的発見?】あのビヨン・ボルグのラケットが後輩の細君の手に!
第四弾、今回の「何じゃコレ？珍十景」はこれだ！
私の職場に「外国人が来た～！」などと聞いたことがありませんが、なぜか？インスタントコーヒーの注ぎ口が二つに分かれています。誰の仕業かわかりませんが、日本人用が小さな穴で、外人用が大きな穴になっています。
おそらくこのパフォーマンスは、「日本人は外人に比べて背が低く、体力的にも劣っている」という劣等感をおもしろがっているのでしょう。
確かに、私たち世代の教科書には、上記のような写真が載っていた記憶があります。
決して、「日本人って小さいんだよ」ということを教えている訳ではないのですが、いつの間にか「日本人は小さい人種で、体力的には欧米人にかなわない」という先入観を植え付けられてしまったような気がします。
今でも日本人って小さいの？
まだまだ欧米人に比べれば小さい日本人。それでも昔に比べると大きくなっているんですよ。
統計的手法は不明ですが、一番背が低かったのは江戸時代(男性で約155cm、女性で約143cm)といわれ、現在より15cmくらいも低かったそうです。その後、経済成長に合わせて欧米の食事や生活スタイルが根付き、日本人の身長はぐんぐん伸びました。
戦後(1945年)以降の昭和25年(1950年)時と令和2年(2010年)時で比較すると、30歳代の平均身長は、男性が160.3㎝から171.5cmへ11.2㎝のアップ、女性が148.9㎝から158.1cmへ9.2㎝のアップとなっています。日本人の身長は、この60年間で約10㎝も伸びたことになります。やっぱり食べ物、栄養って大切なんですね。
えっ⁉ 日本人はもうこれ以上は大きくなれないの⁉
高校3年生の平均身長は、平成13年(2001年)頃より横ばいに転じ、ここ20年ほど停滞しています。一部の専門家は「日本人の遺伝子は限界に達した」と言っていますが、果たしてその通りなのでしょうか？身長が高いことが優性遺伝で、身長が低いことが劣性遺伝なのでしょうか？
えっ⁉日本人って大きくなるのが嫌なの？
2019年10月、理化学研究所の共同研究グループは、日本人約19万人のゲノム解析を行い、身長に関わる573の遺伝的変異を同定しました。また、身長に影響するSLC27A3とCYP26B1という二つの遺伝子を新たに特定したそうです。
研究発表では、身長を高くする遺伝的変異があるそうですが、日本人集団では、身長を高くする変異が自然淘汰を受けていたことが解った(示唆している)そうです。欧米人で検証された結果と真逆だそうで、「身長が高くなること」が日本人にとって何らかの不利な影響を及ぼしていた可能性があるそうです。
そういえば、日本には、「山椒は小粒でピリリと辛い」「大男総身に知恵が回りかね」「小さな巨人」「珠玉の～だった」など、「小さい」ことを褒め称え、大男や大女を嫌がる風潮があるかも知れませんよね？「一寸法師」は日本人の誰もが知る物語で、相撲でも小さい力士を応援しちゃいますよね。
なぜ日本では、大きくなる遺伝的変異が自然淘汰を受けてきたのか？とても興味があります。大谷翔平や八村塁選手など、スポーツ界では高い身長が優位でしょうが、一般社会ではかえって「高い身長」が必要ないかも知れませんよね。靴や服のサイズに困るし、食べ物だって多くいるしねぇ？それじゃ～、人類全体が小さくなればいいのになぁ～。
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