臨床上、α遮断薬は→α1受容体を遮断するクスリを指します。α1受容体は、前立腺と尿道に多く分布していることから、前立腺肥大に伴う排尿障害の患者に有用となります。
一方、血管は、場所によってα1受容体(刺激で収縮)とβ2受容体(刺激で拡張)の分布に差があり、血管の収縮作用と拡張作用が受容体の数によって逆になる場合があります。
何とも複雑で頭が混乱しちゃいますよね。前回投稿参照
今回覚えるα1遮断薬の一覧表
ステムは、β遮断薬、αβ遮断薬→「~ロール」 α遮断薬→「~ゾシン」 前回投稿
α1遮断薬を楽しく覚える方法
デタントール(ブナゾシン):吸引カテーテルが外れることってあるのでしょうか?吸引や栄養注入を想像すると、危なそうなことばかりが頭に浮かんできます。医療現場の皆さんには頭が下がります。
カルデナリン(ドキサゾシン):ドーピングで片手でバーベルが挙がる?あり得ませんよね。クスリが切れてバーベルが人に当たれば、ドーピングよりもっと大変な騒ぎになりますよね。
ミニプレス(プラゾシン):そもそも男子たるもの、ピンク色のバーベルを振り回すとは何事ですかっ!ダメっしょ。それが、プラスチック製ですと!情けない。
ハイトラシン/バソメット( テラゾシン):これは苦しい設定です。トラの速いシーンを撮るには、手持ちのカメラでは遅くてダメですって?
ヘルメットに付けたアクティブカメラが必要で、「カメラが落ちないように絆創膏で補強しろ」と当人のトラが偉そうに申しております。トラ君!容量1テラバイトのSDカードをご用意すれば、超高速撮影ができるのでしょうか?
エブランチル(ウラピジル):これも苦しいなぁ~。
全て(エブリー)のランの花が散ってしまい、その原因を調べたら、裏の皮(ピ)がジルジル、否、ジュクジュクしてたそうです。こんな病気ってあるのでしょうか?
ハルナール(タムスロシン):タムスをタムシと発音しています。これって東北ナマリを標準語に直した訳?勝手に何でも言ったら怒られますよね。すいまっしぇ~ん。
ユリーフ(シロドシン):緩いふんどし。想像しただけでもキモイですよね。やっぱりキリリと引き締った「白いふんどし」が日本の光景に馴染みますよね。
フリバス(ナフトピジル):田舎のバスは「フリー乗降区間」といって、手を挙げればバス停以外でも止まってくれる区間があるのですよ。
地元では「フリーバス」などとは呼んではいませんけどね。それにしても、ナフトピジルを、苦し紛れで「何!ふとチビった」と置き換えてしまいました。申し訳ありませんお許しください。
くすりのレビュー、国家試験の勉強に役立つYouTube動画
yakulab info 下田武先生
α1受容体遮断薬のまとめ:10分32秒
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