降圧剤、抗血栓薬、脂質異常症治療薬他
α1受容体が多い前立腺と尿道。だから遮断薬が排尿障害を改善するのか
臨床上、α遮断薬は→α1受容体を遮断するクスリを指します。α1受容体は、前立腺と尿道に多く分布していることから、前立腺肥大に伴う排尿障害の患者に有用となります。 一方、血管は、場所によってα1受容体(刺激で収縮)とβ2受容体(刺激で拡張)の...
αβ遮断薬。β1は素直で解りやすいがα1は曲者で解りにくいなあ。
交感神経のアドレナリン受容体はαとβに分かれ、更に、αは→α1(α1A,α1B,α1D)やα2、βは→β1やβ2やβ3など、複数のタイプがあります。 その中でも、α1受容体は→血管の収縮に関与し、β1受容体は→心臓機能の亢進に関与しています...
不整脈に使われるβ遮断薬。適応症を知らなければ保険請求できない?
β受容体遮断薬(βブロッカー)として分類されるクスリは数多くありますが、抗不整脈薬として用いられる場合は、「ハイリスク薬」として「特定薬剤管理指導加算」の算定が可能となります。 当然、降圧薬だけの適応で用いられた場合は特定加算ができないので...
心臓病を伴う場合の降圧薬(β、αβ、α遮断薬)を楽しく覚えましょう
降圧薬については何回か投稿してきましたが、ようやく最終章に入りました。 β遮断薬・α,β遮断薬・α遮断薬については、まずは交感神経の働きについて再確認する必要があるので、簡単な表を添付しました。 臓器の働きについては、自律神経以外にも体性神...
②ARBの配合薬。商品名からは何と何が入っているか推測できない!
降圧薬シリーズもいよいよ終盤となりました。懸案だった「ARBの配合薬」と「β、α受容体遮断薬」について取り組んでいます。今回は前回に続きARBの配合薬についての投稿です。 ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)に利尿薬やCa拮抗薬を配合し...
①ARBの配合薬。商品名からは何と何が入っているか推測できない!
降圧薬シリーズもいよいよ終盤となりました。懸案だった「ARBの配合薬」と「β、α受容体遮断薬」について取り組んでいます。今回はARBの配合薬についての投稿です。 ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)に利尿薬やCa拮抗薬を配合した合剤につ...
高血圧治療のサイアザイド系利尿薬及びサイアザイド系類似薬の覚え方
前回、「降圧薬(一般名)の末尾の呼び方の法則(ステム)」の楽しい覚え方についても投稿していますので、ご参照ください。 今回は、高血圧治療のためのサイアザイド系利尿薬と非サイアザイド系利尿薬(サイアザイド系類似薬)の覚え方についての投稿です。...
②ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬 チバセン等の覚え方
前回、「降圧薬(一般名)の末尾の呼び方の法則(ステム)」の楽しい覚え方についても投稿していますので、ご参照ください。 今回は、ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬で、2回目の投稿です。前回1回目の投稿もご参照ください。 空咳の副作用があ...
①ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬 カプトリル等の覚え方
前回、「降圧薬(一般名)の末尾の呼び方の法則(ステム)」の楽しい覚え方についても投稿していますので、ご参照ください。 今回は、ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬で、2回に分けて投稿します。 空咳の副作用があることから、Ca拮抗剤やAR...
ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)ミカルディス等の覚え方
前回、「降圧薬(一般名)の末尾の呼び方の法則(ステム)」の楽しい覚え方についても投稿していますので、ご参照ください。 今回は、ARB(アンジオテンシンⅡ(AⅡ)受容体拮抗薬)についてです。Ca拮抗剤とともに使う頻度が多く、主なもの7つしかあ...